「俺、めんどくさいことはやらないんだけど。……意味、分かるよね??」




『うん。』


頭を撫でながら諭すように言う宮下くん。





あたしは嬉しくって泣いてしまったんだ。







「なんでそんなこと思うの？…真由を迷惑だなんて思ってる人、何処にもいないよ。」





優しく微笑む宮下くん。




ううん、いるんだよ。

声が出てても、出てなくても、あたしを迷惑に思ってる人が…。







.