本当に帰ってきたんだ・・・

そう思っていたら、涙が出てきた。


ちょうど私の席が蒼真の隣で嬉しかった。

しかもその前が唯だった。


「猫、泣いてるの?」

「n、な、泣いてないよッ」

「嘘つきー」

と言って私のほっぺたを両手でつまんだ。


「い、いひゃい・・」

「ほら、泣いてる」

「だって・・・」

「ん?」

「久しぶりに蒼真に会えたから・・・」

声を押し殺して言った


それはちゃんと蒼真の耳に届いてて

「俺も猫に会えて嬉しいよ」

と照れたように笑ってくれた。


そんな幸せムードを見ていた唯がニヤニヤしていた。

そしたら先生が入ってきた。