「ヒナどした?」


そう聞いてくれるのはもう1人の親友、麻衣。

仕事の上がり時間が一緒だったあたし達。


一番下っ端のあたし達は上がる時間も遅い。

こうやって仕事終わりにだらだらと話す事も珍しくはない。



「うーん。またメール来ててさぁ…」


「あぁ元彼?」


「そうなんだよねぇ…」