白くて柔らかそうな肌。


無防備にそんなのを見せつけられたら……


欲情するのが男ってもんでしょ?



「……やっ」



いつの間にか、

俺が彼女を壁に押し付けるような格好になっていて。

彼女は、もう動けない。


なんだかすごーく悪いことをしてる気分だけど……

止められないんだから、仕方ないよね?



「……ごめんね?ちょっとだけだから。」



耳元で囁いてから、
白い首筋に顔を埋めた……そのとき。






―――トントンッ。


ノックの音がして。



「風見せんぱーい、いますかぁ?」



聞き覚えのある声と同時に、ドアが開いた。

顔を覗かせたのは……



「この予算のことなんですけどぉ…って、わっ!ご…ごめんなさいっ」



見れば、生徒会役員の1年生が真っ赤な顔で立ち尽くしていて。

バサバサと、書類が床に落ちる音がした。



「あー…」



拾ってあげようと、動きかけた……けど、



「だ…大丈夫ですっ。邪魔してごめんなさいっ。し…失礼しましたっ」



ものすごい早さで拾い集めて、これまた早口でまくし立てると、

彼女は急いで出て行ってしまった。


……?