私はなんて返事すればいいの?




だって




お兄ちゃんだよ?




近づかないなんて約束できないよ‥



私だって




お兄ちゃんが




津神亮が




好きなのに…………




私が一番




お兄ちゃんの近くにいるのに




「嫌だ」




自然とこぼれた言葉は、最悪なもので




この後に起きる事なんて




予測も出来なかった。





「はぁぁ?アンタマジで言ってんの?


まぁいい。ヤれ」




飯豊が顎で私を指すと、後ろにいた数人の男が私に触れてきた。