「おい・・・」


振り向くと・・・

学年1のイケメンボーイ
蓮君だった!!

蓮君は、すごく有名でこんなあたしでも知ってるぐらい!



「・・・聞いてんのか?」

「・・・・ふぇ?」

・・って、うわーーーー!!!!
変な声出ちゃったし、最悪・・・


すると、蓮君が黒い傘をあたしに差し出した

「傘ないんだろ?
 俺、2つあるし・・・」

「かっ・・貸してくれるの!?
 ありがとう!!」


「・・てか梅雨なのに持ってないとか、おまえばかだな!!(笑)」

そう言いながら、笑ってる蓮君を見てると

キュンッー・・・って、胸がなったんだ・・・


そのときは、まだ自分の気持ちに気ずきもしていなかった・・・