なんなの?!
なんなの、なんなの?!
忘れてた?!?!
有り得ない…
もう…知らない!!!
上杉くんなんか、こっちからお断りだわっっ!!!
「真田くん!!!」
あたしは憤死しそうな勢いで真田くんに身体をむける。
「な、な、な、なんだよ!?俺のせいじゃないし…」
「…ちょっと付き合って」
あたしの勢いに押されたのか、真田くんは「はい…」と一言。
−−−−−−−−
「よし!さぁ来いっ!!」
カキーーーンッ!!!
「もういっちょ!!!」
カキーーーンッ!!!
あたしは真田くんをバッティングセンターに連れてきた。
「…よし。終了」
あたしは《右打席100㌔》の個室から出る。
目の前にはポカーーンと口を開けている真田くんが突っ立ている。
「す…すげぇ。琴女…何者?!」
「昔少年野球やってたから…」
はぁ…
少しスッキリした…
もう、明日から絶対に上杉くんには関わらない!!!
…そう決めた。