今更ながら本格的に恥ずかしくなってきた。
オールして寝不足でダルくて保健室なんて、本当バカな奴だとしか思えない。
自分のことながら他人事のように思っている自分に呆れる。
「少し寝ていきなさい。 そんな状態じゃまともに授業なんて受けられないだろうからね」
「はい…」
小さく呟いて、あたしは美沙に支えられたまま窓側のカーテンが開いているベットへ向かう。
やっぱり美沙優しいなぁ。
有難い、なんて心の底から思っていたが、ここからが酷かった。
「もう…反省しなさいよっ!」
なんて言いながら、あろうことか美沙はぽいっとあたしをベットに投げ捨てた。
「…ぶ…っ」
盛大にベットに顔面からダイブしたあたしは変な声をあげた。
こんな酷い美沙を見たのは初めてだ。
相当今回のあたしに呆れているアンド怒っているようだったから、あたしは恐る恐る声をかけた。