愛しの冬稀様からの御助言で目がハート。

 「そうですの~・・・・・

 ・・・・それでは、ごきげんよう。」

 と適当に返事をして・・・そして

 とびっきりのスマイルで去って行った。

 あとに残された三人・・・・・・・。

 「あー・・・・ちーちゃん!職員室まで案内してあげる!!」

 植月さんが場の空気を暖めようと・・・・

 じゃねーや。

 この空気から逃げようと私を誘った。

 「あ、、、、うん。ありが」

 「俺も行く!」

 私が言いかけた言葉を遮り冬稀さんが言った。

 ええ゛!!!!!!!

 「ええ゛!!!!!」

 ええ゛!!!!!!!

 ・・・・何?ん?

 横を向くと植月さんがおどろいた顔をしていた。

 それを超えたであろう私の驚いた顔。

 冬稀さんは『え?』と言う風に肩を上げた。

 学校へ入ると白と黒、時々灰色が印象的な

 シックで落ち着きなある建物だった。

 少し進んだところに講堂があり、この学校の生徒

 全員分の座席と椅子の横に取り付けられた机があった。

 でけー。そして先ほどから男子女子問わず視線が痛い。