「お前オナニーって知ってるか?」
オレは首を横に振った。
彼はニヤリと笑い、
「なら教えてやる」
と言いながらズボンのチャックを開け、パンツごとズボンを脱がした。
晴彦がオレのモノを握ったり口に含んだりしている。
「ヤッ……何やってんのアアッ!////」
そう、オレの`ハジメテ'を取られてしまったのだ。
幼なじみに。
それも、男に……。
それからオレは晴彦のことをやたら意識してしまうようになった。
もちろん、今も―――。
―1ヶ月後。
オレは東京の目黒駅に来ていた。
「うわー人いっぱい……」
人酔いしそう……。
この駅で晴彦と待ち合わせってことになっていた。
「だーれだっ?」
「うわっ!」
何者かに目隠しをされた。
目の上におもいっきり手が押さえられているので手相すらまともにはっきり見れない。
でも、この香水の香りでわかった。
「晴彦!?」
「おう大希!久しぶり!元気してたか!」
晴彦は社会人らしくスーツ姿だ。
「おっきくなったな!」
そりゃ小さくなったら逆に怖いでしょーよ。
「そーゆー晴彦だって……」
「オレがなんだって?」
「何でもない!」
「あっそう?んじゃオレん家行くか」
オレ達は晴彦の家へ向かった―――。
晴彦の家に着いたのは夕方5時頃だった。
晴彦の家はマンションの五階にある495号室だった。
「んじゃ荷物そこら辺に置いといて」
オレはそこら辺にスーツケースを置いた。
「さっきから気になってたけど……」
晴彦がさりげなくオレのモノを握り始めた。
「!?////」
「ギンギンじゃん♪」
久しぶりに握られた。