「あれ?あれ?」

下に優燈くんを待たせているから急がなきゃいけない・・・ハズなのに!!!

「制服がない・・・。」

運悪くジャージも学校・・・。
どうしよ!
どうしよお・・・!!

私服で学校行くと他の子に見られるし
このまま探してたら優燈くん怒らせるし

ああ――――!!!
どうすりゃいいのよ!

「こんにゃろ――――――!!!!」
私に蹴られたクッションは何かに激突。

顔を見なくても
雰囲気で分かる。

そっと顔を見上げると
私の事を上から不機嫌そうに見る優燈くん。

「てめー・・・俺がわざわざ来てやったのに・・・・・・」

「ごっごめんね?でも今のは優燈くんを狙ったわけじゃなくて・・・」
ごまかす為にウィンクをしてみた。

「・・・黙れ、犯す。」

は??
何て言った?
犯す??
・・・・・・

「んぎゃああああああああああああああああああああああ!!!!!」

「うっ・・・るせ」

「変態!痴漢!ブス!馬鹿!アホおおおおお!!」
知ってる単語を次々に並べてく。

「おい・・・;;」

優燈くんの手が私の口をふさぐ。