――泣かしてやり...


「んんっ・・・????!」

考える暇もなく優燈くんのキスが落ちてくる。
離そうと思っても
優燈くんの手が私の顔をはさんだまま動かさない。

「ゆ・・・ひく・・・んっっ・・・・!!!」

声の限り私は叫ぶ。
でも俺様Boyはおかまいなし。

「んんっ・・・ぁ・・・ん・・・・・・」

ちょ・・・何なの?!
苦しい!!
息が苦しい!!

「んーんー!!!」

私は苦しい事を優燈くんに伝えようと必死。
でも彼はそんな私を見て口角をあげる。

一瞬、唇が離れて
すぐ後にはまたくっついて・・・
そんな事を何回繰り返しただろうか...。