立つの・・・えらくなってきた・・・。
膝が震えてるのが分かる。

ようやく唇を外した俺様アイドル。

「優燈くん・・・・・・もう、こんな事やめて!!」

私が力強く言っても
優燈くんは口角を上にあげて

「立ってられないからでしょ??」

とクスクス笑う。
人の気もしらないで・・・。

「なら――・・・」

私の体をひょいと持ち上げる優燈くん。

「これなら大丈夫でしょ??」

そう言うと私の体をソファに倒す。
私の上に優燈くんが四つん這いの状態で乗る。

えっ!!
何これ!何これ!!//

見上げると
美しく整った顔。
大きな瞳は見る人を引き付けるほど力強い。

「ちょ...降りてよっ!!」

「嫌だ。」

「しっ・・・仕事なんでしょ??」

「まだ時間あるから」