「あれ?大野先生・・・そのネクタイ、どうしたんですか?」
俺は一度、アパートに戻り、着替えてから学校に行った。
「あ、これは・・・秘密です♪」
流石に、「前の学校の教え子から貰ったんですよ」とは言えず・・・。
ましてや、その”教え子”が俺の婚約者であるとは・・・。
「あ、大野先生。お早うございます♪」
この声は・・・。
俺は後ろを向いた。
「梨田先生・・・。お早うございます」
「今日、大野先生お誕生日でしたよね?」
「俺の誕生日は7月ですよ。本当は・・・」
適当に言って誤魔化す。
俺はこの人が苦手だからだ・・・。
「嘘付かないで下さいよぉ~・・・」
「俺、自分の誕生日何か知らないし・・・。だから、育ての両親が俺と出会った日を誕生日にしてくれたんです」
俺、誤魔化すの上手♪
「そうだったんですか・・・何か、すみません・・・」
「・・・あ、俺」
昼休みの時間を見計らって、俺は東雲に電話を掛けた。
『せんせ?どうしたの?』
俺の愛しい人物。
「今度の休み、何処か行かないか?」
『”何処か”って何処に?』
「ん~・・・。遊園地とか?それか、動物園!」
『先生、子供?』
「精神年齢はガキだよ?」
俺は嫌な視線を感じた。
「・・・なぁ」
『ん?』
「・・・愛してるよ。仁菜」
俺はそう言うと、終話ボタンを押した。
「・・・」
俺は一度、アパートに戻り、着替えてから学校に行った。
「あ、これは・・・秘密です♪」
流石に、「前の学校の教え子から貰ったんですよ」とは言えず・・・。
ましてや、その”教え子”が俺の婚約者であるとは・・・。
「あ、大野先生。お早うございます♪」
この声は・・・。
俺は後ろを向いた。
「梨田先生・・・。お早うございます」
「今日、大野先生お誕生日でしたよね?」
「俺の誕生日は7月ですよ。本当は・・・」
適当に言って誤魔化す。
俺はこの人が苦手だからだ・・・。
「嘘付かないで下さいよぉ~・・・」
「俺、自分の誕生日何か知らないし・・・。だから、育ての両親が俺と出会った日を誕生日にしてくれたんです」
俺、誤魔化すの上手♪
「そうだったんですか・・・何か、すみません・・・」
「・・・あ、俺」
昼休みの時間を見計らって、俺は東雲に電話を掛けた。
『せんせ?どうしたの?』
俺の愛しい人物。
「今度の休み、何処か行かないか?」
『”何処か”って何処に?』
「ん~・・・。遊園地とか?それか、動物園!」
『先生、子供?』
「精神年齢はガキだよ?」
俺は嫌な視線を感じた。
「・・・なぁ」
『ん?』
「・・・愛してるよ。仁菜」
俺はそう言うと、終話ボタンを押した。
「・・・」