それから、2ヶ月後。
学校は文化祭の時期となった。
私は先生からの命令で、敬語で話すのを止めた。
「・・・東雲」
「ん?」
「・・・お前さぁ~・・・後夜祭、誰と踊るんだ?」
「・・・ん~・・・。解らない・・・」
「”解んない”って・・・」
「だって、誰も誘ってくれないもん」
「お前も寂しいなぁ~・・・」
「・・・悪かったね!」

「じゃぁ、先生!」
「おう!」
私は先生の後ろ姿をずっと見ていた。
「・・・お休み・・・先生」