「…美華~?何気に侮辱してる
よね?喧嘩売っとんのか~!」

「あははっ!嘘だって。
ごめん、ごめん!」

「謝る気な「りんご、それって
どんな人だったの?」

美華に文句を言いかけたら
奈々子に話しかけられた。

「えっ、あのね、眼鏡が
きゅーんみたいな感じで
背は私より少し高くて
髪の毛くしゅふわみたいな!」

「うーん。たぶんだけどね、
あの人ぢゃないの?」

「えぇ!どこどこ!?」

「ほら、あそこ。」

奈々子が指した指の先を見ると
そこにはさっきぶつかった人がいた。