「それで?何が漫画の出会い?」

「あのね、美華!走ってたら
どんっ!てぶつかってね、
そしたらかなりの男前!
でもって1年生なのよっ
まさに漫画の出会いとしか
言いようがないわあ~」

「りんご、あんた二次元に
走るタイプでしょ?」

「ちょ、美華ひどい~!
本当なんだって!」

「まあまあ、りんごが
楽しそうだしいいんぢゃない?」

「確かに、楽しそう。
さっきまで魚が死んだみたいな
顔してたのに。
今わぴちぴち言ってる魚みたい。」

そう言って綺麗な顔で
くすくす笑う美華。
いや~さすが、美人。
私まで惚れそうだよ~

…でもね、美華さん?
けっこうひどいこと言ってるよね?