｢…にしても担任キャラ
濃すぎぢゃない？｣
あたしたちは体育館へ
歩いて行ってた。
美華とは名字近いから隣。
｢確かに確かに～。
なんか熱血みたいな感じ。｣
｢しまいにさ、武田○也
みたいになったりしてっ｣
｢あはは!美華それはないって～｣
２人で笑ってたら
｢そこ、静かに!｣
｢｢…すみません～｣｣
さっそく怒られたよ。
本当、入学初日だけど
辞めたい。
順番にクラスが体育館の
中に入場していって
ついにあたしの番。
…先輩の先輩の目が痛いです。
ちらっと顔をあげたときに
見えた、今朝の人。
相変わらず派手だな～
なんて考えながら歩いた。
長い長い入学式が終わって
もたもた帰り支度をしていたら
美華と奈々子が
｢｢先に帰るよ～｣｣
｢えっ!ちょっと待って～｣
急いで階段を降りて
角を曲がったら誰かに
ぶつかった。
