「奈々子~。ありがとー!
美華のばかばか~」

私達は笑って教室までの
道を歩いて行った。
途中でいっぱい迷ったけど。
いやいや、この学校
広すぎるよ!
高校ってこんなもんなの?

教室の前に3人たって

「「「いざ、出陣っ!」」」

ガラっ

………。

みんな座ってるよ?
え、どーゆうこと?
3人で目を合わせて
とりあえず机の上に
かばんを置いて
そっこーで教室を出た。

「…。りんご、やっぱり
情報科はダメだったんぢゃない?」

「うっ。美華それを言わないで~」

「さすがに静かすぎるよね。」
「な、奈々子まで~」


そう、私たちのクラスは
情報科。6クラスある内で
1番真面目なクラスだとか。
でも検定とか取りたかったし。
だけど被服科とか調理科
とかの方がよかったかな~。
なんて思ってると

「りんごー!クラスどやった?」

元気なこの子は
西宮千亜紀(ニシミヤチアキ)

「やばいよ~。みんな席
座ってて…。もうりんごは
真面目になるわ!」

「あははっ!まぢで?
りんごが真面目とかうける!」

あははは、なんてみんなで
話してたらあっというまに
チャイムがなった。

「教室もどろっか~」