「あははっ…そうなんだよね、 悪いから、とか言って 逃げてるだけだってことは わかってるんだけど 踏み出せないんだ。」 「奈々子…。 私もそうだったけど 何かを起こさなきゃ、 何も始まらないってりんごから 教わったから。 …怖いけど、頑張ってみる。」 「美華…。私も頑張ろうかな。 けりつけたいしね。」 泣きそうなのに どこか強い目をしながら 話してた2人に私は 何も言えなかった。