「葵ぃぃいいっ!!」



……駄目だ、
葵はもう行ってしまった。



「……」



「いいダチじゃねぇか。空気読めてんなぁ」



っ!!


そう言えば私、
奴に抱き締められたままだった。



「いい加減……」




「あ?」





「いい加減離せーっ!!!!」