「おはよう優那っ!!」


追いついた葵は何も知らずに爽やかに朝の挨拶をする。



「……」


「……優那?」



挨拶を返さず黙っている私に、また名前を呼ぶ。


「あーもうっ!葵のせいなんだからぁぁ」



大きく叫んだ。



「……あたし何かしたっけ?」



当たり前だけど何も分からない葵はハテナマークがうかぶ。