新入生を見てると一年前の自分もあんな感じだったのかな?と思う。 いゃ、やっぱり、私はそこまで高校生活に憧れてなかったからそれはないか…… そんなどうでもいいことを考えながら一人でボーっとしていると、 隣に座っている葵にいきなり呼ばれた。 「ねぇねぇ、優那っ!あの二組の……後ろから三番目の男の子、イケメンじゃない?」 葵は少し興奮気味に言う。