CANDY POT~キャンディーポット~【完】

誰も、迷惑をかけずになんか生きていけない。

これを、大切な人に教わりました。


いつもと変わらない日常


当たり前の毎日



全部が変わりました。


神様・・・



「ありがとう・・ございます。」


「えっ?誰に言ったの?」


「・・・皆に、私にかかわってくれた皆に言ったの」


「琴梨、おいで・・・ぎゅ~なんだろ?」


「朱雀・・・・うん!」


一生出来ないと思った。


一生しなくていいと思った『恋』を


今は全力で命のともしびが消えない限り


恋をする乙女に・・・・


ううん、『恋をした乙女』に.....


私はなったのかな?

「琴梨・・・苦しいって・・」

「あ~~あ~~、お熱いお二人のようねー!」

「ですよね~芽依さん!!昼間っからー」


お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん......

育ててくれてありがとう。さんざん迷惑かけて、ごめんなさい。


そして・・・これからも、いっぱい迷惑をかけると思うけど・・・・

よろしくお願いしますっ!


霧咲 琴梨という人物をこの世に産んでくれて、ありがとう!


今まで以上に精一杯生きていきます。


「大好きだよ、朱雀」

「あぁ、俺も琴梨の事・・・大好きだし」

そうして、二人は見つめあって・・・・・


甘い、あま~いキスを交わしました。


「ちょっとーーー琴梨ー!!」

「あらあら~お熱いねぇ~」

明音も芽依さんも私達を冷ややかな目で見てくる・・・・


「朱雀も、明音も、芽依さんも・・・・みんな大好きっ!!」

「ちょっと~何で、生徒会長が最後なの!?」

「まぁまぁ芽依さん~」

「これからも、よろしくな琴梨!」


朱雀は私をぎゅ~って抱きしめる。
男拒否症な私が一世一代の大きな愛にあふれた


『恋愛』をした、この日。

今まで生きてきた中で一番の思い出になる『この日』を朱雀と、みんなで

忘れないように。


大事な大事な『この日』を大切に生きていくから。


みんな・・・大好きだよ!


そして・・・



ありがとうございます!



ずっと、ずっと・・・


忘れないからね。



―END―
ここまで、読んでいただきありがとうございました!





この作品は、初めて美乃梨が書いた恋愛小説であります。





こんな、グダグダでいいのか?




と思いながらもキャラ達が勝手に動いてくれるので((笑





すらすら~と書けたような気もします。





でも、実際はファンの皆様の応援やいろいろな方たちのお陰なのだと思います。





決して、この作品は1人で書いた作品なのではなく





皆様と一緒に書いた作品じゃないかと美乃梨は思います。



それでは、ちょっとした裏バナシを☆



元々、芽依はちょいキャラでした。


が、いろいろなキャラを書いてるうちに愛情が湧いてきて、谷野 芽依というキャラクターが生まれました。

気まぐれ人間なので・・・美乃梨は.....





人は時に


立ち止まったり、つまづいたり、迷ったり


しますが、それは決して悪いことでは全くないのです。



立ち止まって気付く事、つまづいてみて気付く事がたくさんあるのです。



琴梨は気弱で、いつも逃げてきた自分と戦っていました。


その時に朱雀という人に会って変わっていきました。


これは人生の『ターニングポイント』といえる日です。



この作品を通して、皆様に大切な人の存在を再確認してもらえればいいな~と思います。



それでは最後に、美乃梨の初作品を呼んでくれた方々に愛をこめて




ありがとうございました。


2011.4.4(月)PM 12:38

亜桜 美乃梨








皆様から、『続編が気になる!』『続きが気になる!』




という声を聞きましたので




勝手ながら、【❤おまけ❤】を作りました。




お暇がある方は、ちょこっとだけでもいいので




覗いてやってください<m(__)m>ペコリ


2011.4.7(木)16:34 ~




楽しんでいただけたら幸いです(^v^)



美乃梨


それでは次ページから☆

  GO―!!⇒
「ちょっと、朱雀ーーー!!!私、行くからねぇーー!!」


「待てよーーっ!!」


あれから、6年後

私達は結婚することになりました。



でも、(仮)が付くんだ。


『結婚(仮)』

結婚するのは、さすがに早いって言われたんだけど・・・なんだかんだでうちの親は厳しかったりするし。


だから、1年間、近くのアパートで一緒に暮らして模擬体験みたいなね?


最初は、分かんない事だらけでケンカばっかりだったけど


大分・・・落ち着いたかな? 今でも、しょっちゅーするけどね。



結婚する宣言から、もうすぐ1年。


あと、3日間。


気合入れていかなきゃ!



っと、遅れるーーー!
今日は、夢森学園の同窓会がある。


芽依さん主催で、盛大にやるらしい.....。


さすが芽依さん・・・恐るべき人だわ~


「ごめんごめん、お待たせ!」


「遅いって・・はぁ~じゃあ、行こ!!」


朱雀と同棲してみると、本当にいろいろな部分が見れた。


あれほど、完璧に見えた朱雀が


朝起きれなかったり。


私以上に料理が上手だったり・・・・。


一緒に暮らしてみて分かる事があるんだな~って再確認した。
えーっと何時からだっけ?

「朱雀ー何時からだっけ?」

「はぁー何で行く気満々のヤツが時間忘れるわけ??」

くっそー!!相変わらず・・・毒舌大魔王ですがね~


「いいじゃんいいじゃん!聞いてるんだから答えてよ!!」

それで、ムキになる私。


こんなんでいいのか~?


新婚生活大丈夫~~??


「同窓会は10時から、今は9時45分。だから、ヤバいと思うけどーこんなとこで、のろのろしてたらさ~」

朱雀はそう言って、私に向かってべろを出して憎たらしい顔を向けた。



こーいーつーー!!