あそこの角を曲がれば学校だ。梨沙がそう思って角を曲がると前方に男子の集団がいた。詩織がそれを見て
「あれ桜花高校の制服じゃん。一年生かな〜」
と言っていたが私は走るのに必死でこたえる暇がなかった。
男子の集団の横を通りすぎるとき男子の集団から声が聞こえた。
「そういえば悠真来てないじゃん。」
「どうせ遅刻だろ」
この時私は悠真という名前を気にもとめなかった。 これから悠真が私のなかでどんどん大きくなっていくこともしらずに。
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