陽太の隣には、あたし達の子供。 夏村 直。 小さな小さな、男の子…。 「ぷっ。同じ寝顔…」 いつも見てるけど、毎回、幸せな気分になる。 「陽太ぁ、起きろー」 「んっ…ゆず?」 「直も起きようねー」 「んー…ママァ?」 「パパも起きてくださーい」 「…柚がキスしてくれたら」 「子供がいるんですが」 陽太のこういうところは全く変わっていない。