「…やっぱ、朝のこと気にしてたのか」 陽太は、「はぁ」とため息をついて、あたしの方に寄ってきた。 あたしの体は、ビクンと震えた。 思わず、目をつぶっていると…陽太に体を引き寄せられた。 「ぇっ…」 陽太は、そっと、あたしを抱きしめている。 「気づいてたよ」 「…ようた?」 「お前が、今朝の事気にしてたこと」 「…っ!!」 「ずっと顔に書いてあったからな」 苦笑いしてる陽太は、なぜか、 切なかった。