飲んだとたんアルコールで喉が焼けそうになる。

『ぅ゙えほっ!きっつー…。ゆうちゃんこれきっついよ……』

むせながらゆうちゃんにコップを返す。

「えー?普通っしょ。こころのは甘い」


はいっとコップを返して来るゆうちゃん。
いや…普通じゃないし。一体何飲んでんの(笑)


苦笑いをしながらののを見るとオレンジジュースを飲んでいた。

ホントに飲まないんだなー。っと思い三人で話していると、

「君ら、仕事はもう慣れた?」

前に座っていた若気な人が話しかけてきた。
ゆうちゃんにこっそり誰?と聞くと、
「あぁ、うちの班の班長池内さん」と教えてくれた。

へーっ!こんな若気な人が班長…。
池内サンは気さくでよく気を使ってくれる良い人だった。

いっぱい食べたらいいで!とか、今日は奢りやねんから何でも頼みーとか、仕事の話でもたくさんおもろい事を話してくれた。

すると、
「梅田サーン!オレとも話そうや!オイ、池内!!ずりーぞお前だけ!」

池内サンの隣にどかっと座るこれまた若気な人。
ちょっとカッコイイ(笑)

「うるさいな、大木!梅田サン!こいつに近づくと妊娠するから気ぃつけて!!」

笑って話しかけて来た大木サン。何でも女好きらしい…。

「オイ!誤解を招くやろがっ!!」
バシッと池内サンの肩を叩く大木サン。
「ホンマのことやろ!」
と、大木サンを睨む池内サン。
アタシはとりあえず笑っといた。

そして何故ゆうちゃんではなくアタシに話しかけてきたかというと、ゆうちゃんの彼氏の指輪効果だ(笑)
指輪を付けてからめっきりゆうちゃんに視線を送る人が少なくなった。
で、アタシにきたということ。
うーん、微妙な心境(笑)