｢おーい、梅田ｻﾝ｣


『はい？』

なんか今日はよく呼び止められんな。


｢今日誕生日だろ？｣


『あれ、知ってたんですか？』


｢ちょっとある人物に聞いて｣


ある人物って誰だよ（笑）


『アハハ！そぉなんですか』


｢うん。で、ちょっと着替えたら車んとこ来て欲しいんだけど｣


『車？分かりました〜』


そのまま池内ｻﾝとは別れてｱﾀｼは急いで私服に着替えて外に出た。
駐車場にはもぉ池内ｻﾝがいて何やら大きな袋をもって立っていた。

『遅くなりましたー』

小走りでｱﾀｼは謝りながら近づく。


｢いや、いいよ。ハイこれー誕生日プレゼント｣


そう言って大きな袋を差し出して来た。


『わっ！ありがとうございます！』


お礼を言って袋の中身を見るとクッションと大量のお菓子。


｢俺と木田からだから｣


池内ｻﾝは指を指しながら言う。
二人から……。

『かわいい〜ありがとうございます！てか、お菓子ありすぎ（笑）』


｢いやぁ梅田ｻﾝお菓子好きっぽいし、木田にも多すぎでしょ！ってツッコまれた｣


『アッハハ！好きっぽいて！まぁ、好きですけどね？』


｢だろ？じゃ、俺仕事戻るわ｣


『あ！ありがとうございました！』


｢ハイハイ。おつかれー！｣

池内ｻﾝは走って仕事場に戻っていった。