誕生日当日。




｢おめでとう！｣


『あー！ありがとう♪』


あいちゃんが朝からお祝いしてくれた。

『覚えてくれとったんやなー？』

｢もっちろん！プレゼント楽しみにしとき！｣


ニッコリして言うあいちゃん。この人の笑顔は癒されるね。

『マジ！？くれんの？ありがとー♪♪』


と、その時班長が顔を出して来た。

｢何？梅田ｻﾝ誕生日なん？｣


『あ、おはようございます』


｢そぉなんですよ！１９歳！｣

あいちゃんがｱﾀｼの肩をバシバシ叩きながら言った。

｢１９！？まだまだ若いねー｣


『でも十代最後なんですよねー』

｢俺１９の時何してたかなー｣


｢どーせ走りまわってたんでしよー？｣

あいちゃんはバイクに乗る格好を真似しながらニヤッと班長に笑いかけた。

｢ハハハ！分かってるやん！｣