「いつだったか、市尾さ。
 Zonuに勧誘されてギルドにはいった。
 っていうことギルチャで言ったよね。
 覚えてる?」


覚えているとも。


虎夫が妙にハナシに食いついてきて

不思議だったというあの件。



食いついた理由は

先ほどの虎夫語りであかされたけどさ。


「覚えてる。」


「虎夫はずっと気づいてたんだよね。
 私がギルマスだっていうことに。
 直接きいてこなかったけど、
 きっと気づいてた。」


あの男ならそうだと思う。