「いぬぞうとぞぬ
 INUZO ZONU。 
 サブキャラであのとき
 ヒントをだしてくれていたんだよね?
 ずっと気がつけなかった。」


彼女の顔が青ざめた。


やっと”トマト”の意味を

理解しはじめたのだ。



首を激しくふり、否定している。


「Zonuは犬ゾウであり、
 Zonuはギルマスなんでしょ。」


少しだけ声をあげて発した。


Zonuはなおも首を横にふっている。


トマトケーキはまだ半分残っていた。