――夕方――


沖「ほら、菊。
行きますよ」

菊「あいあいさ~」


門の所で立っている総ちゃんの元にフラフラと駆け寄った。


沖「何ですかそのやる気の無い声は」


いや、だって総司さん…

あたしがどんだけ忙しかったか分からないでしょーよ。


斎「お前ら出掛けるのか」


今から巡察らしい三番隊を率いたイチが後ろから歩いてきた。


菊「まぁ…ね。
イチは巡察?」

斎「あぁ。
最近、不逞浪士が多いと聞く。
気を付けろよ」


今日1日死ぬ気で働いてたからか、イチの優しさが懐かしく感じる……