菊「イタタタ…」


痛む腰を抑えながら拭き終わったばかりの廊下を歩く。

廊下長いから大変なんだよなぁ~~


「菊~~!!」


後ろから名前を呼ばれ振り向いた時、目を背けたくなるような光景が目に飛び込んできた。


菊「いーやぁー!!
総ちゃん、足!!足!!」


拭いたばかりの廊下は真っ黒の墨の足跡が点々と出来ていた。


沖「足?
あぁ、コレですか?」


そう言って総ちゃんはその場で足踏みをして余計廊下を黒くしていく。


菊「と、とまれー!!
貴様!!コレが目に入らぬか!!」


総ちゃんの顔の前に掃除に使った雑巾を出した。