何とか家に着いた時には、もう次の日になっていた。




…………なんだろう………。


ドキドキする……。


澤木悠の目は、やさしい。
見詰められて、そう思った。



疲れて眠いはずなのに、なんだか眠くない……。



あの後、澤木悠は私に携帯の番号と、メールアドレスを教えてくれた。



気が変わったら連絡してと言って、私達二人を駅まで送ってくれた。



連絡なんて……できるわけない。



私はベットに倒れ込み、枕を顔の上に乗せた。