「ただいま。」


姉さんの笑顔に俺も自然に笑顔になる。


俺はカウンターに近づき、
姉さんの横に座った。


「姉さん、酔ってる?」


「ちょっとねぇ~・・・」


「早いで。」


「まぁええやん。」


姉さんほろ酔いした顔で俺を見て、
またやさしく微笑んだ。