------5日前

俺は拓人に呼び出された。

「いきなり改まってどうしたよ・・・
もしかして告白!?なんちって★」

拓人の暗い表情を見て、元気づけようとした俺が馬鹿だった。


拓人は息をゆっくりはいて、俺にこう言った。

「春姫ちゃんに・・・俺が死んだって伝えてくれ」

「は??」


あまりの出来事に、俺の頭が訳分からなくなった。

予想してた言葉と全然違うかった・・・


春姫は、拓人の彼女。

宮野春姫ちゃん。


見たことは一度もない。


「春姫ちゃんは・・・茶色のロングストレートで、ピンクと黒が好きでいっつもそういう系な服を着てる。凄く可愛いからすぐわかるよ」

そう拓人は言って、俺に写真を見せた。