「誰からなのかな?このラブレター、名前とか書いてないみたいだし!気になるぅ〜」


と一人で盛り上がっている真美に




「ちょっと、真美!これがラブレター!?決闘状の間違いじゃないの?」


と言ってしまった…





真美は一瞬目を点にした後、

「ぶはぁ!!ちょっとこれが決闘状!?もう雪ったらサイコー」


と思いっ切り笑われた




「だって名前とか書いてないし、怪しいじゃん!」


「まァ、確かに名前は書いてないけど、これは間違い無くラブレターだね」



「何でそんなことがわかんのさぁ」


笑われ、口を膨らます私に



「恋愛経験を積んできた、大人の女のカンってやつ?」


と清々しいくらい
爽やかに言った





恋愛経験を積んできた…


どうせ、私には恋愛なんてものは無いですよーだ



そんな羨ましい真美にちょっと嫉妬した