「ぁー悪りぃ悪りぃまだ帰らないでくれ!」



突然、男の子が息を切らしてドタドタと走ってきた



「ごめんHRが長引いちゃって遅れたー」





私は呆然としていた




「俺、雨宮祐輔っていうんだ☆よろしくなっ雪チャン!」





「……………」



明らかにチャラ男じゃん





髪の毛は明るい茶色
多分染めてるね…


身長は高い


制服は着崩していて

ボタンはー
いち、にっ、さん、しー

いくつ開けてるんだぁ!?


手にはいくつかのブレスレット


靴はかかとで踏ん付けちゃってるし





いわば私のちょー苦手なタイプ





「よろしくね…」



私は引きつった笑顔で挨拶をすると教室を飛び出した



っていうか逃げた☆