「…はー…過呼吸で死ぬかと思った」


郁哉くん…
真顔でそんなこと言わないで……


「…そろそろ予鈴鳴るから行くね。クラス一緒だったらよかったのに……じゃあね、三人共」


「おぉ。どうせ次も来るんだろ?」


「まぁね。みんな俺がいないと寂しいでしょ?」


「いや、全然」


「……ちょっとは間を置いてよ…」


「いや…な?」


…あたしに振らないで…


あたしは取りあえず笑ってその場を凌いだ。