ケラケラとバカにするように笑う綾奈。


「洋太がついてきたんだもん!」

「アンタら運命なんじゃない?」

「バカふざけないで!私には憧れの佐々木先輩が居るんだから!」


噂をすれば佐々木和樹先輩が教室のドア付近にいた。


「ねえ君、奈々ちゃんでしょ?ちょっと来て」

「えっ、あ、はい!」

どうしよ~!呼ばれちゃった~!ドキドキする!