────2年生──────


「ん〜っ!」
背伸び。
気持ちいいーっ!!

私も今日から2年生だぁ〜。
「日奈!」
「あ.はい行きましょう♪」

木野ともクラス離れたし、嬉しいなぁ〜♪

ま…嫌いなわけでは無いよ??

「やぁっぱ自分に言い聞かせないとなぁ〜…。」
「矢口ー!!」

「でもいっそ嫌いになった方が楽?」
「矢口。」

「でもそれだと…」
「矢口っ!!!!!!」

!!!!???
「はいっ!?」

木野…。

「何度も呼ばすなバカ。笑」
「〜っ…バカじゃねーしっ。」
「つーかなに考えてたらそんなにヒト無視出来んだよ。汗」
「内緒!!」

てめぇの事だっての!!

「勉強??」
違う…。
「…じゃあレンアイとか??笑」
当たり〜。
「……。」
「えっ??まじ!?誰!?」
言いませんがな。
つか言えんだろ。汗
「教えん。」
「なんやし〜。協力してやろうとしたのになぁ♪」
嬉しいこった。ゥチと付き合ってくれるんか。
「誰〜??」
「言わん。教えん。誰でもない。」

これ言ったら.ゥチの人生終わるなぁ。
「冷たい女やのぉ。協力するて♪」
「いらん。」
協力は嬉しいけど.こっちが傷つくんやってなぁ。
協力=残酷

これ今のゥチにぴったり当てはまるわ。
「我ながら素晴らしい方程式。」

自画自賛。

「何言ってんじゃ??」
「ん〜?」
だから方程式だって。

「矢口〜。黙ってて分かるわけねぇだろ??」
「そうだね〜。」
適当に相槌をうつ。

つか木野。お前はゥチの保護者か。
「そうやっ。お前はゥチの保護者かっつーの!!」
「何がそうやっ.なの??汗」
心の中の自分との会話だよ。
「…まぁ保護者かなぁ??笑」
「お前めちゃくちゃ手ぇかかるし??」
「…そりゃ悪ぅございましたよ。」


だから結局そんなものなんでしょう?
私は木野にとって
恋愛対象では無い女。
どんなに頑張ったって.
どんなに努力したって.
絶対に届かないのよね??

「何?ガキ扱いで怒った??笑」
「別にっ!!」

自分が虚しいなぁ…。

「いいじゃん♪背ぇ低いから妹みてぇ。」