「好き。」
このたった二文字
たった一言の言葉に
私は捕らわれました。

木野という、
これからも友達でしか見てもらうコトのない…

たった1人のあなたに…。



「ばかやなぁ。ゥチなんか優しくしてる暇あったら…」
言いたくない。
ケド私のために
そして
木野のために…
「好きな人に優しくしなさいよ♪」

私はあなたを応援しようと決めた。

私のために
そして
木野のために…ね?


「……。」
「何しょげた顔しとんの。男前が台無しやよッ♪笑」
頭くっしゃくしゃにしてやって、顔にパンチしてやって


友達に戻るんだ。



木野 拓也への想いを
矢口 日奈は
消し去るんだ…。