非常階段まで2人で歩いて、春哉くんが止まったので私も止まった。





「…篠塚さん、ずっと好きでした!
もしよかったら俺と…付き合ってくれませんか!?」





「―――――えっ」





うそ、これって告白?




今月に入ってから初めてかも。





「えーと…ごめんね。
付き合うのは無理だけど…友達からなら…」




「本当ですか…!?」





春哉くんの顔がパッと明るくなった。




笑顔可愛い…モテそうだなあ。




まぁ陸くんのほうが可愛いけど。




その場で私たちはメアドとケー番を交換し、別れた。




春哉くんが去ったあと、私もその場を後にしようとしたとき…




どんっ




「きゃっ」