ガラガラ

「椎那おかえり〜」

「ただいま・・・」


「うわっ!テンション低!どしたの?」

こんな大量のプリント貰った後にテンションあげるなんて出来ません。
            「これ」

「うわぁ。凄い量だねぇ。何枚あんのこのプリント」
それ、あたしがさっき思った事。

「華・・・「手伝わないよ」

まだ何も言ってないのに・・・

「夏葵くんに手伝ってもらえば?頭いいじゃん」

「夏葵〜?」

そういえば夏葵
教室戻ってきてんのかな?
教室内を探していると
丁度夏葵が戻ってきた。

「いた。夏・・・葵・・・」

「夏葵くぅ〜ん。待ってよぉ。今日一緒に帰らない?」

「あ〜ずるい!あたしとも帰ってよぉ」

入ってきたのは夏葵だけじゃなく違うクラスの女の子も一緒にいる。


ズキン―

さっきまであたしと
いたのに・・・

ほっぺにキスまで
したクセに・・・
あたしの次は
あの子達かよ!



何でこんなに腹たつの!!