「おーい、ごめんね、待たせて」

あ先輩だ。

「全然大丈夫です」

「ぢゃ行こうか」

何はなせばいいんだー?!

「家とかどこら辺なの??」

「えっと、あそこの細い路地をまっすぐ行ったとこです」

「え!?もしかしてあの大きい家!?」

そんなに家大きかったっけか??

「普通の家ですよ??」

「ふーん。今日送っていくよ。」

「え?いいんですか??」

よかったあの細い路地は暗いし道がせまくてチョッと怖いんだよね。

「うん。そういえば指原さんって彼氏とかいるの??」

いきなりこういう系の質問か・・・

「えっと好きな人もいないし彼氏もいません!!笑」

第一モテないんだから彼氏なんているわけないない!!

「まぢで!!?3年で指原さんのことみんな可愛いって言ってるよ」

はぁ。
またお世辞か。

「お世辞は結構です!笑」

「本当なのにー」

今日もこの道暗いなぁ。
しかも細いから二人で並んで歩けないな!!
どうやって行くんだろ。

「あのここです。細い路地」

「まぢでせまいな!!」

「やっぱここで大丈夫です。ここまで送ってくれてありがとうございます」

「家まで送るよ、一緒に通ろう」

「すみません・・・」

優しいなぁ。