≪美羽side≫

「あのー指原さん?」

え?
何で来たの!?
まさか委員会がまだ帰っちゃダメだったとか?!

「はい!?え?帰って良いんですよね??」

「あ、うん。あのさ、今日一緒に帰らない??」

ん??
私と帰るってコト??

「え?私とですか??」

何かあきれた顔してる??

「う、うん。無理だったら全然大丈夫だから!!汗」

話の状況が今やっとつかめました!!
先輩と私が一緒に帰る。
ってコトだね。
・・・ってえー!!?
あのかっこいいよくて優しい先輩と一緒に帰れるの!?
でも、私なんか一緒に帰って良いのかな・・・??

「全然いいですよ♪というより私でいいんですか??」

「それってどういう意味??」

・・・。
そこまで理由深くないんですけど・・・

「いやー先輩、かっこいいからモテるぢゃないですか!!?だから年下なのに一緒に帰ってて女子の先輩たちが大丈夫かなぁ・・・??と思って」

何か先輩にやけてる!!笑
照れてる顔が可愛いなぁ。
って先輩なのに可愛いとか。

「モテないし。ぢゃぁ校門で待ってて」

「はい。」

うーん・・・
帰るのはいいんだけど何話せばいいんだろう。
まぁ適当に・・・

「指原ー!!どうしたの??こんなとこで」

悠輔だ!!
部活だったのかな??

「悠輔ー!!部活だったの??」

「うん!!帰り1人だったら一緒に帰らない??」

え??
今日は先輩に誘われちゃったしな・・・。

「ごめん。今日は先輩に誘われてて一緒に帰れないな。明日一緒に帰らない??」

悠輔がせっかく誘ってくれたのにな。
ごめんね、悠輔。

「あ、そうなんだ。ぢゃまた今度なー。ばいばい」

怒っちゃったかな・・・??