灑梛の上に有沢が馬乗りになる。灑梛が身動き取れない事を良いことに、有沢は灑梛の制服のネクタイをほどいた。

『何を…キャッ!?』

灑梛の両腕を持ち上げ、頭上で縛る。

「これでもう、身動き取れないよね」

醜く笑う有沢を睨み付けながら、足をバタつかせる灑梛。

「元気がいいね。そんなに早くヤりたいの?」

一度灑梛の上から退き、何かを取ってまたすぐに乗る。

「叫ばれたら困るもんね。我慢しろよ?」
『ぅあッ!?』

灑梛の口の中にタオルが詰められる。本格的に助けを求められなくなった。


有沢は、慣れた手付きで制服を脱がせる。

『(嫌…嫌だ!!)』

灑梛は初めて恐怖を覚えた。

制服を脱がせられ、下着が露になる。

「綺麗だね?」

ツゥ…と有沢の指先が、灑梛の脇腹をなぞる。

『…ッ』

灑梛は気持ち悪さに身を捩った。