「えっ!?」


思わず大声をあげてしまい、慌てて両手で口を塞いだ。


じゃあ…、佑斗ってヤクザの跡取り息子だったの?


チラッと見ると、佑斗はうっとうしそうな表情で目をそらした。


感じ悪っ!


何よ。そのけだるそうな顔は。


それに、お父さんもお父さんよ。


そんな大事な事を黙ってるなんて!


無言でお父さんを睨みつけると、罰悪そうに思い切り顔をそらされた。