玄関には壷やら絵画が飾られていて、木の匂いがする純和風の感じだ。 案内された部屋は、長い廊下の真ん中辺り、和室の部屋だった。 しかも、驚く事に、窓から桜の木が見える。 さ、桜の木まである! 呆然としていると、お父さんが佑斗の両親に話しかけた。 「最近、組の方はどうなんだ?順調なのか?」 組…? 何の組…?